はじめまして。親知らずの抜歯についてご相談させて下さい。
- はじめまして。親知らずの抜歯についてご相談させて下さい。親知らずの抜歯を決意し、名医を探してここに辿り着きました。
右上、右下に完全に埋まった横向きの親知らずがありまして、どちらも結構深い所にあるそうで(どちらも骨には埋まっていません)、今通っている歯医者さんに「どちらの抜歯も結構厄介だと思います。大きな病院での抜歯をお勧めします」との事でした。抜歯の恐怖と、歳も歳ですし、抜歯するなら上下2本一気に抜きたいと考えてます。
3年前位から、いつも通っている歯医者さんで麻酔をすると、動悸が激しくなり、少し待つと収まるので、落ち着くまで先生に治療を少し待ってもらっています。麻酔が身体に合わないのか?!と不安になっており、麻酔に対しての恐怖もあります。全身麻酔で寝ている間に治療が終わっていて欲しいのですが、三木先生の所では全身麻酔はして頂けるのでしょうか? - こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが…抜歯そのものに対する恐怖心と、麻酔をかけた際に動悸が激しくなることへのご不安がお有りなんですね。
親知らずの抜歯に関してですが…もし当院にお越しいただきましたら、そもそもその親知らずの抜歯が必要なのか、というところから診査・診断を行わせていただきたいです。
ふと考えていただくと、「親知らず」はあくまで歯のニックネームですね。病名ではありません。
親知らずが有ったら、必ず抜かなくてはならない、というわけではありません。抜いた方が患者さんの健康のために良い場合に、抜歯適応となります。
この点、現時点では直接拝見しておりませんので、抜歯するべきか否かは、断定的なことは申し上げかねます。
上下共に抜歯が必要なのか、またそれが同時に可能なのかを、まず診断させてください。
遠方からの通院になりますので、出来る限りご希望に添いたいとは思いますが…当日抜歯を行うかどうかも、その必要性と状態を拝見・確認してからの判断となります。
診察の上、残念ながらやはり抜歯適応となった場合…ご年齢のことを気にかけておられるようですが、どうかそんなにご心配なさらないでください。
もちろん年齢は考慮すべき要素になりますが、全身的または局所的に大きく憂慮すべき条件がない限り…40代のお若さ(今の時代、40代はピチピチの若手です)で、リスクが著しく跳ね上がるとは、考えにくいと思います。
例えば、インプラントのオペも、当院には多くの症例があります。
インプラント治療は、歯を失った場合に、代わりに人工の歯の根っこを入れ、その機能を復活させる治療ですね。
ふと考えていただくと、歯がダメになってしまうというリスクは、年齢が上がれば上がるほど確率が上がりますね。じっさいそれでお困りの…40代以上の方々が、当院で大勢インプラントのオペを受けられています。
残せない歯を抜歯してインプラントを埋入するケースでは、「抜く」というオペと「入れる」という2つのオペを行うわけですから、時としてその規模は親知らず抜歯以上になります。
そのインプラントでさえ、当院では最高齢で80代の方でも施術実績があります。
もちろんどの外科処置でも、細心の上にも細心の注意が必要ですが…それは、私達側がするべき心構えです。患者様ご本人が、必要以上にご不安になる必要はないかと思います。また、その恐怖心を出来るだけ軽減するべく、私達全員全身全霊、最大限の配慮をさせていただきます。
次に、麻酔時の動悸に関してですが…当院実績では数百人にお一人ぐらいでしょうか、そう言った症状が出る方がいらっしゃいます。
おっしゃるように、少し待てば問題なくなることがほとんどですが…ご心配でしたら、動悸が起こりにくい種の麻酔も、当院には用意がございます。そう言った麻酔を使用しての対応も可能です。
全身麻酔に関してですが…原則的に、当院では行なっておりません。
インプラントオペで、規模の大きなものに関してはケースにより、また患者様のご希望により行える体制は整えておりますが…これは、施術時間が数時間に及ぶ場合です。親知らず抜歯単独のケースで行ったことは、ありません。
そこまでの時間がかかることが、まずないからです。
ほとんどの親知らず抜歯を(あなた様の治療では、ご滞在時間は検査やご説明・術後の確認含め数時間になることが予想されますが)、数秒〜20分以内で終えております。
どうしても全身麻酔で…ということご意向でしたら、やはり大学病院等でというご相談になると思われます。
ですが、もしじっさい当院での治療を受けていただいた暁には「全身麻酔は、やはり必要なかったね」と、笑顔でお帰りいただけると予想しますし、そう思っていただけるよう尽力致します。
回答としましては以上ですが、ご理解いただいた上で拝見させていただけるので有れば、私とその仲間達全員が、精一杯頑張らせていただきたいと思います。
お力になれれば、本当に嬉しいです。
では、本当にお大事になさって下さいね。