抜歯以外の選択肢(根幹治療?)についての相談です。

三木先生 お世話になります。

12月に抜歯予約をしています。抜歯以外の選択肢(根幹治療?)についての相談です。
当方が聞き逃しているのかもしれませんが、何らかの方法で虫歯を予防しながら歯根を残す方法があれば将来のQOLにつながるようにも思うのですが、保険診療外の治療を含めての可能性をお教え下さい。

三木先生に引き続き治療していだだきたいと思っていますが、いざ抜歯となる若干の不安を感じています。お許し下さい。

こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
初めに…返信が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
ネットでのお悩み相談はシステム上、ご相談を送っていただいてから私の元にそれが届くまで、そして私がお返事を送ってからご相談くださった方の元に届くまでも、タイムラグが生じます。
そのため休診日*日曜にご相談を拝読しましたこと、初診時の口腔内データを診療日である本日*月曜まで確認困難であったこと、その月曜診察時間終了後の深夜にこの回答を作成させていただいていることをご理解いただければ幸いです。
さて、ご相談の件ですが…お気持ちは、よく分かります。どなたも、歯科医院で「抜歯しましょう」と勧められて、「心から」「喜んで」受け入れてくださる方は、そう多くありません。不安ながらも「論理的」に「理解して」受け入れて下さっているのだと思います。
理性面で納得はできても、感情面では…怖かったり、不安だったり、悲しかったり…様々なネガティブな気持ちが交錯して躊躇する。当然のことです。
もし来院時のカウンセリングで、抜歯の必要性に関する十分なご理解を得ていただけなかったり、ご不安が拭いきれなかったのでしたら、私の説明力不足かも知れません。もしそうでしたら申し訳ありません。
にも関わらず、当院での治療継続をご希望いただき光栄です。そのお気持ちに、こちらの情熱もいっそう奮い立つ想いです。ありがとうございます。
ちょっと話それますが、歯科医師の世界の格言…ではないですが、昔先輩にこんな言葉をいただいたことがあります。「歯を抜くって言うなよ、それを言ったら患者が半分いなくなるぞ」。…ちょっと悪い冗談のようですが、そうではありません。
「誰だって抜歯なんて、できることならしてもらいたくないんだよ、その言葉を告げる時は、患者さんはとても怖かったり、残念だったりするんだよ。それが本当に患者さんの健康のために、唯一もしくは最良の手段なのか。まず徹底的に診断をした上で、ご説明する時には十分に分かりやすく、優しく言うんだよ。あくまで患者さんに寄り添ってあげるんだよ」という意味です。
そのことをしっかりと胸に刻んだ上で、それでも適切もしくは必要だと判断した場合に、抜歯をお勧めしています。
私は患者さんに治療をご提案する時に、いつも「自分の家族ならどうするか?」を基準にします。
今回のあなた様の状態を、念のため前回の診察時に得られたデータを基に再確認させていただいた上補足しますと、抜歯が唯一絶対…では、ありません。ですが、最良の選択肢であると信じます。たとえあなた様が私の家族であったとしても、同じ提案をしたでしょう。
ご心配されているQOLの面でも、非抜歯で治療するよりも、長期的には抜歯を適応する方がより優れていると考えます。
いまのあなた様の当該部位の状態で、非抜歯治療が勝る部分があるとすれば、「とりあえず抜歯せずに済む」という目先の安堵感…それはあると言えます。
ですが、結局それは問題の先送りに過ぎず、時間の経過とともに、さらにご自身の健康を大きく損ねる危機になりかねないと予測されます。
抜歯に限らず、患者さんご本人に治療方針の意義がご理解*納得がいただけていない状態では、いかなる施術も本来「感情的」にすでに嫌なものを、「理性的」にも受け入れられないまま行ったことになります。それではどんなに医学的に正しい治療でも、患者さんにとっては不愉快な感情を残すものになりかねません。
ここまで概論的な回答をさせていただいているのには、理由があります。あなた様にはすでに当院に通い始めていただいておりますので、メールで、文面のみでのご相談より、ご自身の口腔内のデータをお見せし、再度直接お話をさせていただいた方が適切…より正確にご説明でき、深いご理解をいただけるものと考えたからです。まずは、そのことに最善を尽くしたく思います。
よろしければ…ご足労ですが、すでにいただいている抜歯のご予約日の前に、あらためてご相談という形で予約をお願いできないでしょうか。
もしくは、既存の抜歯ご予約日までお忙しいか、またはお越しいただけそうなお日にちがあっても当院の空き予約枠と合致しづらい際には、抜歯のご予約日を再度のご相談という形に変更させていただいても結構です。
その他の方針、ご意見有れば喜んでお聞き致します。
あいにくご予約は「お電話」または「直接受付で」とさせていただいております。火曜は勤労感謝の日につき休診をいただいておりますので、水曜以降ご都合の良い時に、一度ご連絡いただければ幸いです。
では、本当にお大事になさってくださいね。

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