こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが…直接拝見しておりませんので、断定的なことは申し上げかねますが…現在の痛みが「親知らずが押して」いるからというのは、確率は低いのではないかと思われます。
先生により様々なご意見あるとは思うのですが、私の数千本の親知らず抜歯実績からの推測で申し上げると、親知らずが押して痛みが出るのは、通常二十歳前後までと思われます。
それ以降で「親知らずが原因で」痛みが出るのは、ほとんど何らかの「感染」です。つまり、虫歯や歯周病が起こす痛みです。
親知らず手前の歯に何度も膿が貯まり、根管治療…歯の神経の治療を繰り返している。その歯根に絡まれるように親知らずがある。これらのことから推測しますと、手前の歯の細菌が親知らずの周囲に感染を拡げているのではないかという可能性も考えられます。
根管治療は、初めにその段階に達して施術された時に比べ、再発してまた治療した時では、著しく成功率は低下します。
もしこのような状態になってしまっていたら、その再治療を行った歯と、親知らずの両方を抜歯ということもあり得ます。
もし万が一、親知らずも神経の治療をした歯も現在の痛みの原因ではなく、さらにその手前の歯に何らかの問題がある等ではない限り、それで痛みは消えるのではないでしょうか。
いただいた質問からは以上のような推測を致しましたが、まずは診て下さってる先生によくよくご相談され、それでもなかなかご納得できなければ、当院でよろしければお越しいただいて直接拝見できればと思います。
では、本当にお大事になさってくださいね。 |