こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談のメールありがとうございます。
御相談の件ですが、何もしなくても普段から痛みはおありでしょうか?
冷たいものや熱いものをお口に入れた時は大丈夫ということなんでしょうか。
神経を抜かずに、保険のきかない被せものの治療を受けたら、それらの症状は特にないけれど、咬むと痛いということなのでしょうか。
咬むと痛い以外に、程度にもよりますが上記のような症状が強く出た場合、おっしゃるように神経を抜かなくてはならなくなる場合はあります。
ただ、神経を取らずに被せものの治療を行った場合、しばらくはそういった症状が出ることはしばしばある…それは事実です。
もう少し早い時期にご相談を受けていたとすれば、咬んだ時だけ痛いなら経過を診られては…と申し上げたところですが、1ヶ月はやや長いかも知れませんね。難しいところです。
直接拝見しておりませんので何とも申せませんが、もし私が処置して患者様に同様の症状が出たとしたら、再度咬み合わせや隣の歯との当たりの強弱等をよく確認し、患者さんご本人に「しばらくその歯では固いものをかまないで下さい」、とお願いしたうえで、やはりもう少し経過をみるかも知れません。
そして、もし症状が強まってきて、経過をみていても改善されない、または悪化している状態が見られた場合、神経を取ることも選択肢に含め、患者さんとご相談、ということになるのではないでしょうか。
もし万が一神経をとることになった場合の費用ですが、かかられている先生と、術前、または術後に、何か問題が起きた場合、どのぐらいの時期まではどこまで責任を持つ等のお話はされましたでしょうか?
もしされていないなら、自費診療の場合は先生によって違いますので何とも申せませんが…一般的には、保険診療の場合よりも高い治療費を患者さんにご負担いただくわけですから、1ヶ月かそこらで新しく被せなおす必要が生じた場合、少し安価にしてもらうなり、場合によっては無料で新製、というところではないかと思います。
神経の処置に関しては、医学的にいまのような症状があり得ないわけではないですから、治療費が発生するかも知れませんが。
参考までに当院では、保険の被せものは2年、保険のきかない被せものは状態によって2〜5年程度をある意味保証期間のようなものと考えています。
はじめから状態が悪く、そのことを患者さんにご説明のうえ、それでもいいからいいものを入れたいと患者さんが強く望まれたとか、患者さんの健康管理の不行き届きで状態を悪くしてしまった場合は別ですが。
あくまで当院の考え方ですので、ご参考までに。
まずはかかられている先生が一番その歯の状態を把握されているでしょうから、、現在の症状を率直に話されたあとで、今後の方針をご相談なさる、というのが先決と思われます。
お役に立てましたでしょうか。
では、本当にお大事になさってくださいね。
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