| こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが...歯並びに悪影響を与える可能性のある親知らずということは、下の親知らずでしょうか?
もし上の親知らずでしたら、...その親知らずの形や大きさ、位置、向きなどによりますが、当院での抜歯で、日常生活に影響が出るほどの痛みが出ることはほとんどない...と言えるかと思います。過去の実績では99%ぐらいの症例で、ほぼ痛みは出ておりません。
拝見させていただければ、より詳細なご相談ができるかと思いますが、多少飲酒やお風呂、運動、食事などに関しての制限が、1〜2日程度はあると思っていただければよいかと思います。
下に関しては、多少痛みの確率や程度が大きくなってきます。最小限の痛み...「親知らずの抜歯ということで想像していたよりは、ずつと楽でした」とお喜びの声をいただける頻度は...95%ぐらいでしょうか。
もし痛みが多少強く出ても、当日夜も眠れぬほどの痛みというのは...毎年数百本の親知らずの抜歯を行っている中、数年に一度の頻度です。下に関しても、痛みのピークは1〜2日です。ただし、一時的にお口が開きにくくなることが多いです(開口障害といいます。上の親知らず抜歯では、この症状はほぼ出ません)。この開口障害が出ますと、治まるのに通常2週間程度かかり、その程度により、お食事が多少不自由になることがあります。また下の場合、腫れは大なり小なり生じます。このピークは概ね2〜3日です。腫れるということも、事前に申し上げると必要以上に怖がられる方もいらっしゃいますが...ふと考えていただくと治まるまでの間、見ためが良くないというだけですから、ご本人はあまり辛くありません。
ちなみに本日も、水平に寝ていて歯茎の下に埋まった親知らずの抜歯を午前中に行い、夕方再来院いただき、経過を拝見しましたが...ご本人から「ほぼ痛みはないです」と安堵の言葉をいただいております。
下の親知らずでも、上で述べたような術後の生活上注意いただく内容はほぼ同じですが...抜歯後一週間程度は、激しい運動やご旅行、過度の飲酒などのご予定は入れないでおいていただく方がよいと思います。お仕事も、内容によりますが...同期間、あまりハードな労働は、お控えいただいた方がベターです。
ですが親知らずの抜歯は、インプラントなどと並ぶ、歯科においては比較的(がんなどの大学病院クラスでしか行えないようなものを除き)大きな手術です。術後の経過によっては、よりしっかりと休息・安静を要する可能性も、心の片隅に置いといていただく必要はあるかと思います。
まずは、お口を拝見させていただけませんか。検査とカウンセリングだけなら、当たり前ですが...絶対に「抜歯による痛み」は出ないわけですから。当院では親知らずやインプラントなどの手術に限らず、治療前に患者さんご本人にその必要性や術後の状態までを、できるだけ「理解・納得・安心」いただけるよう努めております。実際、今まで歯科の治療を途中で挫折されていた方でも、その点をご評価いただいて足繁く通院されているというケースは多数ございます。
では、本当にお大事になさって下さいね。 |
