こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
よくご相談くださいましたね。
いただいた相談の内容は、恥ずかしいことでは全くありません。
歯医者が怖いのは、多くの方があなたと同じように感じています。アメリカで「怖いところ」のアンケートを取ったら、1位は「高いところ」、2位は「歯科医院」だったそうです。
恥ずかしくも情けなくも、どうか思わないでください。子供の頃の記憶は、大人になってからのそれより、人生に多くの影響を与える...これも普通のことです。
そして、そんなあなたのような「普通の方」が、当院にはたくさん来てくださっています。
もちろん、当院では「一本でも多くの歯を残す」よう心がけ、またその歯が「可能な限りよい状態を、1日でも長い間維持できる」ように、全力で治療を行います。
ですが...残念ながら、「抜かないでおくことが、ご本人の健康を害する」または「抜く以外の選択肢がない」こういった状況の歯は、抜歯の適応となります。
お気持ちはよくわかりますが、私たちの世界の悪い冗談で、「削らない、抜かない、時間かからない、お金かからない...これが全部揃ったら、患者さんに最高の名医と言われる。つまり、一切治療しないこと」というものがあります。抜く選択肢しかない歯を「様子見ましょうね」などと言って放置することは、一見優しい歯医者に見えて、実はとても不誠実な行為です。
歯医者が優しくなくてよい、と申し上げているのではありません。優しさのない人は、歯医者でいることをやめたほうがいい。
でも、一番大事な仕事は、「優しい言葉をかける」ことだけではありません。それだけなら、優しい幼子でもできます。
本当に一番大事なこと、そして、「歯医者にしかできないこと」は、「治療をすることで、ステキな笑顔と、毎日の『美味しい??』の喜びを、患者さんに取り戻させてあげること」だと、私は思っています。
もう、過去のご自分を責めることは、どうかおやめください。
お聞きした限りの話でも、治療をもし私とその仲間達に任せていただけるなら...痛みは、極力抑えた治療をすることは、お約束します。
ですが、ちょっと長い期間のお付き合いになる...かも、知れません。治療の方針の一部は、あなたをヘコませたり、悩ませたりするかも知れません。
歯科医院は、なぜ嫌われるのか?それは、ゴールが見えない中、通院して 患者さんがそこでされることは、痛みも含め、しんどいことが多いからだと思います。
でも、もしその先に、メチャメチャ素敵なゴールが見えているとしたら?そこに向かう過程がちょっとしんどくても、それさえ喜びになってしまうって、ありませんか?
今時もう古い(昔より、歌が古くなってしまうサイクルが、いまは早いですね)歌ですが、コブクロ×絢香の『ワインディングロード』は、私の大好きな歌の一つです。特に一番初めのところの歌詞が。...こちらこそ、アホらしくて恥ずかしいことを申し上げましたね。ごめんなさい。
一緒に頑張って、思いっきりステキに笑って、就活先の面接官と、彼氏のご両親を虜にしませんか?
「これ、こんなに美味しかったんや??」大好きな食べ物の感動を、倍ぐらいにしてみませんか?
もっと可愛くてもっと楽しいあなたになって、彼氏さんにますます惚れ直させる、なんてどうですか?
誰より、あなた自身の幸せのために、お口を元気にしませんか?
...いかがですか?あなたが欲しいものは、この中にありますでしょうか?ワクワクしてきませんか?
もしおありなら、そのゴールのために、スタート地点に...まず、並んでみませんか?
何か、歯科医院のお悩み相談らしくない返信になってしまいましたね。お気持ちを不愉快にさせたなら、重ね重ね すみません。
では、本当にお大事になさってくださいね。 |