こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが...まず、レントゲンですが、歯科のレントゲンは、お腹の大切な赤ちゃんへの悪影響は、年間で約15,000枚撮らなければ大丈夫と言われています。
麻酔に関しましても、心配いりません。
まずその二点、どうぞご安心ください。
治療についてですが...考え方として、基本は早期発見・早期治療が原則ですから、安定期なら、治療できるならした方がいい、とは思います。
ご相談には入っていないこと、お節介なことを申し上げることをお許しいただけるなら、お口のクリーニングなどは、早産・未熟児の予防の一つになることがわかっています。ぜひおすすめいたします。
虫歯、親知らずの治療について、もう一つの考え方を挙げさせていただくと...ご出産後、通院に協力してもらえるご家族がいらっしゃるなら、元気な赤ちゃんをお生みになってから、お母様が気持ち的に安心してからしっかりと治療される、という考え方も、あるかも知れません。
直接拝見してみないと、確定的なことは申し上げかねますが、虫歯の程度と、失礼ながらあなた様の年齢(医療従事者は、見つけた病気の進行の早さや影響の大きさを予想するのに、必ずそれを考慮しなければなりません)を考え合わせますと、ご出産後すぐの通院が可能ならば、その時いま見つかってるお口の病気が、大幅に進行してる可能性は低いかと思います。
ですが、ここにも一つ条件がありまして、母乳のみでの授乳を考えられてる場合、お薬に多少の制限があります。
もし私なら(いまかかられてる先生を信頼されていらっしゃると思いますので、お気を悪くされず、あくまで いち意見としてお聞き下さいね)...まず拝見させていただき、状態から病気の程度とその進行の早さ、大切なお母様の心身に与える悪影響などを考慮し、その上で、ご出産前と言えども、治療を急いだ方がいい、と判断したなら、まずかかられてる産婦人科の先生に、予定する治療の可否を書面でお伺いをします。次に、必要性と、それにどれぐらいのリスクが生じるのかを、ご本人と相談します。その上で、出産前後の治療計画をたてていくと思います。
ご参考になりましたでしょうか。目の前に迫った幸せが大きい分、その途中に生じた心配事にも、余計に悩んでしまいますよね...
では、母子ともに、本当にお大事になさって下さいね。 |