こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが、...旅客機ですか?それとも軍用機のような...気圧調整って、どちらも同じようなものなんでしょうか。セスナとかならどうなんでしょう...。
私は「男だもん、もちろん飛行機は好きだよ!」程度の者で、航空に関する専門知識はないのですが...パイロットさんからの質問ということで、私なりの推測でお答えさせていただきますね。
まず、先にも少し述べましたが、飛行機に乗られる際の条件として考慮すべきは、気圧の問題かと思います。
飛行中の機内では、抜歯したところをしっかりと縫合されていると、内圧が高まり、痛みや腫れを誘発することが考えられます。痛みや腫れは、ピークは初めの3日間と言われていますので、最低でもこの間は、操縦桿を握られない方が良いと思われます。
何よりその痛みそのもの...ここが難しいですね。パイロットさんと言えば、人一倍責任のあるお仕事。痛みで集中力をかいてしまっては困りますよね...
痛みがどの程度出るのか、どれだけの期間持続するのか、これは親知らずの状態差、個人差、また術者の技量によっても、大きく差が出ます。
平均、と言いますか、当院での実績で言えば、抜歯当日でも眠れぬほど痛かったと言われたことは、ほとんど記憶にありません。また、ほとんどの患者さんが、抜歯後2,3日で「だいぶマシになった」とおっしゃって下さいますが...それらの方々は、大体翌日から日常生活をされています。ただし、激しい運動や、多めの飲酒、長風呂は、痛みが引いてからにしていただいてます。
飛行機の操縦に必要な集中力を、何日で発揮できるのか、これに関しては、なかなか判断が難しいです。そうは言っても、痛みが引くまで無期限...という訳にもいきませんので、あくまで私がもし、あなた様の処置を行うとすれば、ということで「目安」を申し上げるならば、1週間程度は見ておきたい...というところでしょうか(確率的にはおそらく、それより早く、症状は軽減するとは思いますが)。
つい先日、中国にお勤めで、国際電話でご予約いただき、あまり滞在期間がないとのことで、抜歯後3日であちらに戻る、という方の、下のまっすぐの親知らず抜歯を行いました。まっすぐと言いましても、かなりしっかりと根の張ったそれでした。
フライト前日、経過を責任持って見させていただきましたが、翌日まず問題なく飛行機に乗られたことと思います。あくまで参考までに。
では、本当にお大事になさってくださいね。 |