こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが...水平埋伏(骨の中で真横に寝ている親知らず)ということは、下の親知らずでしょうか?
でしたら、西洋医学的、解剖学的には、あまり直接的な関係性は無いのではないかと思われます。
偶然、時期を同じくして、耳鼻科的な部分のお悩み・症状が改善した、ということも考えられます。
ですが、もし間接的な関係性をあえて類推するなら、耳の症状に関しては、親知らずが有る方で、歯ぎしりや食いしばり、顎の違和感があって、抜歯後に軽減した、という方がしばしばいらっしゃいます。
顎の関節は耳の前あたりに有りますので、そこに何らかの障害が有る場合、耳に症状が出ることは考えられます。あなた様の今回のケースは、それにあたるのかも知れません。
もし上の親知らずを抜いた、ということでしたら、歯から来る蓄膿症、歯性上顎洞炎、という病気になっていた可能性が有ります。この場合、その原因が親知らずだったなら、抜いて膿みが出ることで、症状が改善した可能性が有ります。
いずれにしろ、歯科的な病気にしても、他の科の病気にしても、症状が改善したからと言って、病気が必ずしも治ったとは限りません。
お楽になったのは喜ばしい事とは思いますが、この機会に、念のため耳鼻咽喉科の受診もされることをお勧め致します。
では、本当にお大事になさってくださいね。 |