こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
御質問の件ですが、親知らず(専門用語では智歯といいます)は、まるで病気の名前のように言われますが、一番最後に、一番後ろに生えてくる、歯の名前です。
ただ、大昔に比べて堅いものをかまないために小さくなってしまった現代人のお口の中には、親知らずが正常な位置、向きに生えてくるのに十分なスペースが残されてないことが多いのです。
そのため、咬むという本来の役割をあまり果たせず、そのくせ歯磨きもしにくいために、虫歯や歯周病になりやすく、他の歯にまで悪影響を及ぼしがちなので、抜歯されるケースが多い、ということです。
前置きが長くなりましたが、親知らずがあるから、必ず抜歯、いますぐ抜歯ということではありません。
ただ、親知らずに関しては、何かお口の健康を害する原因になった場合、他の歯と比べて抜歯という解決法が取られることが多い、というです。
お口の中を直接拝見しておりませんので断定はできませんが、まず今の段階で歯科医院で診てもらうというのも一つの選択肢かと思いますが、おそらく経過をみましょう、ということになるかと推測されます。
その上で半年、一年と、他の歯も含めてお口の中全体の健診を定期的に受けられ、その結果、親知らずに関して上記のような悪い条件が見受けられた場合は抜歯になるかも知れない、と思っておいていただければいいかと考えます。
では、本当にお大事になさってくださいね。
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