こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが、...結論を先に申し上げると、神経を取った歯(失活歯、と言います)が、弱くなる...正確に言うと、若干かたくなるが、同時に「しなやかさ」を失い、ある一定以上の力が加わった場合にもろくなる...のは、傾向として、事実です(特に、奥歯ではその傾向がより強いとされています)。ですので、その提案をされた先生のおっしゃることは、間違っていません。
仮歯の状態での痛みは、直接拝見しておりませんのではっきりしませんが...あくまで仮歯ですので、噛み合わせが若干あっていないのかも知れません。
私が、どんな治療をさせていただくときも一番重視していることは、患者様が「納得」されて治療を受けられることです。
いまそこにどんな問題が有るのか。放置するとどうなるのか。治したら、どんな喜びが待っているのか。その治療方法には、どんな選択肢が有るのか。それぞれのメリットデメリットはどんなものか。
それらを可能な限り理解していただいた上で、患者さんが納得されて選択したものが正解だと思っています。逆を申し上げると、それなしには、歯医者のすることは、基本的には(お洋服を買ったり、おいしいものを食べに行くのと違って)嫌なことです。
私は、他のお仕事を(やりがいを持って)されてる方々が喜びとされてるように、「この人に仕事をしてもらってよかった」...そう思っていただけるような仕事ができたらいいな、と心がけつつ(まだまだ至らぬところはたくさんあると、反省の毎日ですが)日々診療に望んでいます。
今回いただいたお悩みの原因は、もちろん素晴らしい先生に見ていただいてると思いますが、術前に十分なご相談がなされていなかったところに有るのではないでしょうか。いま一度、と申しますか...一度と言わず、100度でも、御納得されるまで、相談されてから、受診者を続けられてはいかがでしょうか。
では、本当にお大事になさって下さいね。 |