こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
さて、ご質問の件ですが、厳密に言うと、確かに研磨の器具でも歯は削れます。
ただし、通常それはミクロのレベルで、歯の形が目に見えて変わるほどではありません。
細菌によって荒らされた歯の表面を整える程度です。
歯石をお掃除される前の状況、研磨の際にどの器具を用いられたか存じませんので断言はできませんが、歯石が多く付着している状態をいちどきで徹底的にきれいに清掃すると、それまでのお口の中の状況になれてらっしゃる患者さんは、削られたんじゃないかと錯覚されることはごくたまにですがあります。
それは、いままで「歯の感触だ」と思っていた舌で触ったりした時の感触が、実は歯石という細菌の巣窟の感触だったという場合がほとんどです。
またその清掃後に数日の間、熱いもの、つめたいものに対して敏感になることがあります。
これは通常落ち着いてきますが、歯周病が進行している場合、最悪の場合には神経の処置が必要になることもあります。
しかし歯石はついていると、歯周病の進行を助長していきますので、清掃するべきだというのがいまの大多数の意見です。
少し話が進みすぎましたが、ご心配の件は説明させていただいたような、急にお口の衛生状態が改善されたことによる違和感ではないかと思われます。
しばらく、経過を見られてはいかがでしょうか。
では、本当にお大事になさってくださいね。
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