こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが、連結冠の一つを切って治療すること自体は、可能な場合があります。
ですが、連結していること自体に、何らかの理由がある...通常、単独冠でいくか、連結冠で治すかには、それぞれお口の状態により、理由があります...その場合は、やはり連結されているすべての冠をやりなおす必要があるかもしれません。
逆に、原因によっては、やりなおさずに修正で済む場合もあります。
はたまた、その他の歯まで何らかの治療が必要な場合も、有り得ないと言い切れません。
お悩みになってる症状が、その部分だけの局所的なものなのか、お口全体の問題の中で、顕在化しているそれなのかにより、治し方も違ってくるかと思います。
つまり、お困りの問題が、その部分だけの問題なのか、もっと大きな問題の、いわゆる氷山の一角なのか、という点です。
通常、お口のお悩みの(臨床の現場に立つ者としての、感覚的な確率では)97%は、虫歯か、歯周病か、噛み合わせか、それらの組み合わせで起こってきます。被せた歯が外れていないのに違和感を感じていらっしゃるなら、歯そのものや、歯周組織や、噛み合わせに原因があるかもしれません。
建物が壊れていないのに、その建物がグラグラする感じがある、ということですから。
キツい...というのは、通院回数や期間のことでしょうか?それとも、費用面でしょうか?精神的負担のことでしょうか?
いずれにしても、お気持ちはよく分かります。私たちのところ=歯科医院に来ていただくことは、おいしいレストランに行くのとは、正反対のお気持ちで、皆さん来られてるでしょうから。
ですが、だからこそ歯科医院には、問題を感じたらすぐお越しになられ、早く解決した方がいいと思います。
歯科に限りませんが、早期発見、早期治療が、費用面、期間面、時間的な面、肉体的・精神的負担、治療規模(ご本人が感覚的にどれほどの負担に感じられるかは個人差あるとは思いますが)いずれにおいても、放置して問題を大きくするよりは、負担は原則少なく済みます。
では、本当にお大事になさってくださいね。 |