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三木照久
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です。
2011年3月1日 和歌山 37歳 女性
はじめまして。神経温存の可能性が本当にあるのかわかりません。
左上5番6番の二次虫歯、2本の歯の間、外側(ほっぺ側)からの虫歯で、共に神経ギリギリの状態。もしかしたら露髄、歯髄を少し削ったかもしれない。
治療後2、3ヶ月経過し痛みは楽になったものの、現在の状態は、
・ジンジン、ジワジワ、ウズウズという軽い自発あり(生活に支障なし、薬いらない、眠れる、脈打ち感なし、風呂も痛まない)
・全く痛まない日や時もあり、半々くらいの割合
・たたいても、健康な歯と変わりなし
・水がしみる
担当医は経過を見る価値はあるというので、温存の方向で決めていたが、昨日かなり熱いお湯を口いっぱいに含んだとき、虫歯のひどかった外側がジ〜ンと感じる事に気付きました。
・しみるというよりジ〜ンという感じ(熱いお風呂に入った時のような)
・感じるのは一瞬で、はじめの一口、二口のみ
熱い飲食は歯の内側だけしか通らないし、通常の飲食の温度では平気なので気付かなかった。よって治療後からか、症状としてあらわれたのか不明。
担当医に相談したが自発痛と同様、生活に支障なければ神経温存の可能性はある、とおっしゃいます。
しかし当初、熱いのに反応したら抜髄と聞いており、調べてもその意見が大半です。
現在治療後からセメントが詰めてあるだけの状態なので、深い虫歯ならこれ位の反応はあり得るという事でしょうか?
担当医は神経温存に積極的なので、これは無理な温存ではないか、一般的には抜髄の対象ではないかと思ってしまいます。
調べれば調べるほど混乱し、不安で眠れないし、もぅクタクタです。
是非先生のご意見をお聞かせ下さい。
こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
本当にお困りのようですね。私の意見としては、…直接ご覧になっている先生が保存の歯髄保存の方向で考えられているのであれば、それが可能である余地があるかも知れません。しかしながらその一方、あなた様がそんなにもお悩みになり、それが神経を取ることで楽にしてあげられるのであれば、私なら神経を取る方を選択するかもしれませんね。そのかわり、全力で治療して、デメリットを最小限にする努力は怠らないですが。もしその前に、最後にトライするとしたら、もう一度詰めてあるものをはずしてしまって中を確認するかもしれません。そして状態を詳細に再確認するのではないでしょうか。
今の状態を推測する限りでは、症状がなくなっても、それは治ったのではなく歯髄壊死=神経が死んでしまう状態におちいったことを表すかもしれません。その場合将来的に、かえって歯の寿命を縮めてしまったり、より強い症状が先々襲ってくるかもしれません。歯の神経は、もちろん取らないほうがいいですが、そうしたから明日にも歯がだめになるわけでもありません。状態によっては取らないほうがよくない場合があるからこそ、そういった治療が存在するわけです。あなた様の精神状態や症状の強さ、期間、そういったものを考え合わせると、再度診ていただいている先生とよくよく御相談をされたほうがいい時期が来てるのではないでしょうか。
では、本当にお大事になさってくださいね。
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