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現在、海外に居住しており、年末年始に一時帰国しますが、１５年ほど前に虫歯治療して、つめているところが着色し、前歯なので、よく目立ち、つめ直しをしたいと思っています。
前歯の隙間が黒く見えるのと、隣の歯のサイドも茶色く見え、見た目がよくありません。
他にも、歯の真ん中からひとつ横の歯と歯茎が、黒くなっており、ラミネートを考えています。
海外居住のため、日本での保険治療ができませんが、今回帰国するにあたり、最低でも詰め物の詰め替えをしたいと思っています。
費用と時間的に可能かおうかがいしたいのですが、年末年始の診療時間等あわせてご教示いただけますでしょうか。
また、徳島には技工士さんがたくさんいると聞きました。
ラミネートも時間的・費用的に可能であればご相談できればと思います。
写真が添付できませんが、必要であればお送りします。
ご連絡いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 |
こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
御質問の件ですが、年末年始は今年の最終診療が12月29日まで、来年の診療開始は1月５日からです。
次に治療内容ですが、日本での保険治療が出来ないとのことですが、海外にお住まいのために保険証がない、ということでしょうか?だとしますと、治療費的には全額自己負担となりますが、そのような場合でも当院では保険治療適応の治療に関しては国の定める額に応じて、という方針を取っておりますので、10割負担でも…たとえば前歯の詰め物ですと、目安ですが\3,000〜4,000/本ぐらいでしょうか。スイスの歯科治療の費用がどれぐらいか、申し訳ありません、勉強不足で存じ上げませんが、確か日本の保険で定められた範囲でできる治療は、先進国の中ではあまり高くないほうだと思われます(先日アメリカに勉強に行った際にあちらの先生と雑談したところでは、ラミネートべニアやインプラントなど保険外の治療に関しては、概ねアメリカと同じか少し安いといったところだと感じました)。
ラミネートべニアの費用ですが、当院では現在\105,000/本となっております。ですが、あなた様のお口の状態、またどういうお口にしたいか、どこまでのレベルをお望みかという点をよくよく御相談してみないと、詳細の御相談は難しいところです。具体的に申し上げると、黒くなっているところがもし深く進行した虫歯なら、神経の治療が必要かも知れません。だとしたら、治療回数がただ詰め物を替えるだけよりは増えてしまいます。また、あなた様が持っていらっしゃる完了後のイメージと実際に完了した時の審美面が一致しないと、私も不本意ですし、あなた様にもご満足いただけないという、お互いに気持ち良く治療を終えられない結果を招く可能性もあります。
さらに、審美を良好に、長期に保つためには、実は重要なのは奥歯です。奥歯はお口の大黒柱ですから、そこがしっかりしていないと、前歯そのものや、治療した人工物が長持ちしないのです。前歯の審美性は皆さん気にされるところであり、またそのお気持ちはよくわかるのですが、私が患者様によく申し上げるたとえで言えば、「前歯の審美治療は、お化粧に例えれば口紅やシャドウ、アイラインのようなもの。奥歯をちゃんと治すことが、基礎化粧」とお考えください。ラミネートを御存じで、なおかつそれに興味を示していただいている点から、審美への要求は高い方だとお見受け致します。また、とりわけ若い女性でいらっしゃるわけですから、審美の相談を受けた私としては、歯科医師として燃えてくる一方、身の引き締まる思いがしているところです。
もしお会いしてお話を聞き、お口を拝見できるなら、…当院で審美治療を始める場合、まずどういった点がお悩みかをよく相談し、そしてお口を直接詳しく見せていただき、レントゲンで状態を確認、場合によっては型取りもさせていただき、治療前に御希望がどこまでかなえられるか、シミュレーション模型を作製のうえ、歯を削ったりかぶせたりする前に、大まかな完成形をご覧いただいたうえで御見積を作ったうえで治療開始、必要なら審美確認のための仮歯を作製(仮歯といいましても、当院が作成を依頼しているのは誰もが知っているセレブたちの歯を数多く作った経験がある技工士さんです)、それを作り替えたり修正して、満足いただける形になってから最終的なものをお入れするという流れが理想的です。なんだか大がかりだな、と思われるかも知れませんが、当院ではここまで徹底しているからこそ、治療終了時には多くの方に御満足いただいていると自負しています。
日本での御滞在期間はどれぐらいまのでしょうか?文面からあまり長くは難しいとお察したしますが、まずは直接お話しをうかがって、どこまでお望みなのか、どういった選択肢をとればその御希望がかなえられるのか、帰省されている間に、どこまでそれができるのか、全てができない場合、どこまで、どんな方法でやっておくべきか、お話しできたら幸いです。
では、本当にお大事になさってくださいね。また、お会いできるかどうかは抜きにして、こうして御縁のあった方です。お帰りは、くれぐれもお気をつけて。 |
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