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どこに相談していいのか分からない方、歯科医院が苦手な方、治療が不安な方のために三木照久がお悩みにお答えします!セカンドオピニオンとしてもご利用くださいね。オンライン相談のご投稿はこちらです。

2009年5月28日 小松島市 33歳 女性

 最近、5歳の長女が歯の神経を抜き、2歳の次女が前歯4本が虫歯と診断され、サホライドを塗り歯が黒くなってしまいました(2本は歯の表面半分くらい・あとの2本はほんの少しだけ)
 一応毎日きちんと仕上げ磨きもしていたつもりなのでものすごくショックで、この治療を受けた日には後悔のあまり眠れませんでした。
 この責任は全て自分だと思います。子どもたちにかわいそうなことをしたと思うと本当に申しわけない気持ちでいっぱいです。
 長女の神経を抜いた歯は、最初に治療に行った歯科の詰め方が悪く外れていたようで、それから悪化したようで、歯医者選びの判断を間違った自分を悔やんでいます。
 次女もその時は普通のフッ素しか塗らなかったのですが、そこでサホライド塗布をしていれば、黒い部分は少なくて済んだのではと思ったり・・・
 周りからは、長女はもうすぐ永久歯になるし(下が1本ぐらぐらです)、次女は今から気をつけて虫歯を増やさないようにすればいいよ、落ち込んでも変わらないよ、と言われるのですが、後悔ばかりで治療後そのことばかり考えてしまい、何も手につきません。
 この治療からは心を入れ替え甘いおやつは控え、保育園へ行っているので朝・夜の歯磨きは徹底するようにし、フッ素のスプレーをするようにしています。フロスも買いました。
 黒い歯の次女が不憫でなりませんが、歯医者でサホライドをするかしないかと聞かれた時に、虫歯が進行するよりも黒くなるほうがこの子のためだと思い、すぐに塗ってもらいましたが、黒くなった歯を見ると、責任の念に押しつぶされそうになります。
 これが本当に1番よい選択だったのか、と。
 先生はどう思われますか?
 またこのサホライド塗布の効果はどれくらいなのでしょうか。永久歯の生え変わりまで持つのでしょうか?
 あまりに私が落ち込んでいるので、長女は不安そうです。これもものすごくよくないとわかっているのですが。
 長々と書いてしまって申しわけありません。
 それと歯が悪いのは少し遺伝もあるのかと思い、それも気になっています。私自身、サホライドをしていたようなので。そんなこともあるのでしょうか・・・?
 また塗布して今4日目ですが、これ以上黒くなったりするのでしょうか?(今はどちらかと言うと濃い茶色です)
 こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
 責任感の強いママさんからの御相談ですね。確かに、お子様のお口の健康管理の責任は、一番は保護者にあると思います。ですが、それ以外にもお子様のために注意してあげなくてはいけないことは健康管理以外にも無数にあるわけですし、さしでがましいことを申し上げれば、全ての項目で100点満点とはなかなかいかないものではないでしょうか。お気づきのとおり、お母さまが落ち込んでいてはお子様も困ってしまいます。もちろん第一は、虫歯を作らないことがベストですが、できてしまった以上、それを元に戻すことはできません。落ち込むことより、前向きに「よし!これからはこの子を虫歯にしてなるものか!」と元気なママの笑顔を見せてあげて欲しいし、その気持ちでニコニコで頑張ってあげれば、お子さんにとって歯磨きが楽しい時間になるかも。そうなったら最高だと思います。
 サホライドは、フッ素や銀の力でいわば抗菌するわけですが、半永久的な効果をもつものではありませんし、かりにそれが効果を持続している期間でも、歯磨きが改善しなければ、また塗った部分のすぐそばから虫歯になってしまいます。患児本人の治療に対する理解度、協力度が年齢的な問題から低い場合、あくまで本格的な治療を受け
られるようになるまでにできる最小限度の進行予防とお考えください。でも、極端な話、全身麻酔をして大人と同じような本格治療を行う(日本では一般的ではありませんが、海外では行われることがあるようです)といった手段以外では、低年齢児にしてあげられる選択肢はあまりないのが現状です。お母さまの判断は、お子様にできる限りのことをしてあげた、と思います。虫歯になったお子様に対して間違っていなかったと思います。
 おっしゃるように、歯の質の遺伝的因子という部分も虫歯のできやすさに関与しますが、それ以外に環境(食べ物の種類、時間を決めて規則正しいあげ方をしているか、甘やかしてダラダラいつでもお菓子を与えていないか、そのあげ方…※お母さまがあついミルクや食べ物の温度をはかるために唇につけたり、フーフー息で冷やしてあげたりすると、お子様にお母さまの口腔内細菌が感染します…等)、時間(プラークがどれだけの間歯面についているか)、細菌の種類など、様々な要素がからんでくるので、総合的にみなければなりません。いずれにせよ、永久歯が生えてくるまでのお子様のお口の健康状態を良好に保つ手段で、保護者の方の食事やおやつの与え方、何より歯磨き以上に優れた手段はありません。それは、永久歯に生え換わってから、お子様がご自身で歯磨きをするようになってからの意識にも関わってきます。
 文面からも、お子様に対する責任感(…それはあなた様の場合、愛情の深さと比例していることでしょう)がすごく伝わってきます。お子様は残念ながら虫歯になってしまったけれど、そのお気持ちだけで、ステキなママさんでいらっしゃることでしょう。時間は元にもどすことはできません。でも、前にしか進まない時間の中で、その悲しかった出来事をリカバーすることはできます。どうか前向きになってあげて下さい、かわいいお子様たちのために。前を向いて、積極的な気持ちで歯科医院に定期健診に通い、歯磨きの改善方法や食事のアドバイスを受けられ、毎日それを実践されてください。明るい気持ちで取り組んでいただいたなら、お子様のお口の健康管理がきっと楽しくなってくると思います。
 では、お子様共々、本当にお大事になさってくださいね。
 お忙しい中、返信ありがとうございました。
 今までのおやつの与え方、定期健診に通っていなかったことへの後悔ばかりですが、少しずつ前向きに考えようとしています。
 おやつも甘いものを極力減らし、保育園へ行っている昼はムリですが、朝夜とフロス・歯磨き・フッ素スプレー・キシリトールのタブレットと、できるかぎりのことをしています。娘たちは治療にもがんばって通っています。
 永久歯こそは絶対虫歯にしたくない、そう思ってこれからがんばることにしました。
 丁寧な返信を頂き、感動しました。ありがとうございます。
 本当に感謝しています。

徳島市鮎喰町1-15-10城西高校正門前[詳細]
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