現在、歯科治療をしながら、妊娠待ちの状態です。 かかりつけの先生に「妊娠希望」の旨を相談したところ、「麻酔はごく少量なので影響なし」と言われていますが、ネット上では「妊娠初期の麻酔は避けた方が良い」との記載もあり、このまま治療を続けてよいのか迷っています。 今後の治療予定は虫歯治療(複数有り、痛みなし)、歯石取りです。 今であれば妊娠を治療後に遅らせることも出来ます。実際のところ、 @できれば歯科治療終了後の妊娠がベスト A歯科治療と妊娠の同時進行も何ら問題なし のどちらなのでしょうか。 ご回答の方、どうぞ宜しくお願い致します。 |
こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。 ご丁寧なメールをありがとうございます。お力になれれば幸いです。 御相談の件ですが、確かに妊娠中はできれば麻酔を避けた方が良いですが、歯科の日常的な治療で使用する量なら、確率的にはまず影響はないだろうと考えられます。 ですが、私の経験で申し上げれば、妊娠中の女性は繊細になられ、おなかの赤ちゃんにすごく気を配られていらっしゃる方が多いです。お節介ですが、私なりにそのお気持ちに配慮して申し上げてよいでしょうか。 どれだけの数の歯が、どの程度の虫歯(痛みの大きさだけでは測りかねます)になっているかによって、治療内容や期間は左右されますし、何よりあなた様の不安の程度も変わってくるのではないかとお察しいたします。初産(ならなおさらですが)でいらっしゃるかどうかはいただいたメールからは分かりませんが、妊娠されれば心理状態もそれ以前よりもっとおなかの赤ちゃんのことを大切に思われるお気持ちが強くなるでしょうし、その優しいお気持ちが、治療に対する不安を大きくしてしまうかもしれません。 「実際にどれだけ影響があるか」ということより、「ひょっとして影響があったらどうしよう」という御不安です。かといって、妊娠中に大切なお体、治療を受けずにもし「歯が痛くなってきた」などということが起こってしまったら、ストレスにもなってしまいますし、おなかの赤ちゃんのためにも、お母さんには心身ともにできるだけ健康であっていただきたいと思います。 ですので、 ・もし診ていただいてる先生に、「妊娠中でも、この先生に相談しにくれば安心」という十分な信頼をお持ちでしたら妊娠をされた上で、先生と相談されながら治療を進めていかれてもよいのではないでしょうか。 ・上記のような不安がひょっとしたら出てきてしまうかも知れない、と思われるようでしたら、お体や何らかの御事情で妊娠を急がれているのでないようでしたら、先生と予想される治療の必要性と期間を相談された上で、妊娠を遅らせる…理論のみならず、「これで安心して、私のおなかで赤ちゃんをはぐくめる」という安心感をもって妊娠にのぞむ、というのも一つの考えです。 いずれの選択肢でも、歯石取り程度なら、妊娠してからでも問題ないと思います。妊娠中は歯茎がはれやすくなりますので、歯石を取るのは良いことです。 一生懸命考え過ぎて、わかりにくい文章になってしまいました。申し訳ありません。 では、本当にお大事になさってくださいね。元気な赤ちゃんを授かられることを、心よりお祈り申し上げます。 |
三木先生
お返事頂き有難うございます。 先生のおっしゃる通り、妊娠の時期を遅らせ“安心して妊娠に臨む”というのがベストのような気がしてまいりました。 「ひょっとしたら・・・」の不安を抱え10ヶ月を過ごすのは辛いと思います。
かかりつけの先生には、「今まで治療したところも痛んできているので、これを機会に全て治しましょう」とのことで期間は2〜3ヶ月かかりそうです。 一日も早く妊娠を望んでおりましたので、歯科治療と同時進行を考えておりましたが、私の性格上、くよくよと考えてしまいそうです。
まずは歯科治療に専念し、それから妊娠を考えたいと思います。 どうも有難うございました。 |