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どこに相談していいのか分からない方、歯科医院が苦手な方、治療が不安な方のために三木照久がお悩みにお答えします!セカンドオピニオンとしてもご利用くださいね。オンライン相談のご投稿はこちらです。

2009年2月14日 徳島県徳島市 39歳 女性

 現在、右下6番の歯根嚢胞により再根管治療をし、近々、土台を入れる予定です。
 そこでご相談させていだきたいのは、最終的な薬剤を充沈の際にピンのような金属を2本埋め込んでいたのですが、スクリューピンと言われるものでしょうか?再々根管治療が必要になった際にピンが根管内の薬剤と共に固まり、根管掃除が困難になるのではないかと心配しています。
 また、まだ痛みがあり、レントゲン上も大きな嚢胞がありますが、この状態で土台をたてることは問題ないのでしょうか?「根管掃除は済んでおり、レントゲン上の嚢胞は何ヵ月かしないと変化しない」との説明を受けましたが、レントゲン上の嚢胞が小さくなってから土台を立てることは出来ないのでしょうか?
 歯ぎしりや噛みしめがあり、歯の治療をしはじめてから、特定できない歯痛が至るところで起きており、噛み合わせの変化によるものである可能性があるために処置を急いだ方がいいのかもしれませんが、保険外の高額な土台にする予定ですので、慎重に進めていきたいと考えています。
 本来なら主治医に相談すべき事柄かと思いますが、少々質問しづらい雰囲気もあり、三木先生のご意見をお聞かせいだだければ幸いです。よろしくお願いいたします。
 こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
 御相談の件、まず「再々度の根管治療の時の心配」についてですが、再根管治療(※根管治療:歯の中にある神経を除去、歯の根の内部を清掃、殺菌していく治療)を受けた歯ということですので、言い換えれば「一度は病気をやっつけたはずの歯が、さらに大きな病気になった」ということになりますよね。ですので程度にもよりますが、もしまた治療を受けることになった場合、再々根管治療を行うことができないと断言はできませんが、その際は中に入っている材料云々にかかわらず、残念ながら抜歯になる可能性も否定できません。
 何度も繰り返し治療が必要になるということは、「再根管治療を行って病気が『治った』のではなく一時的(と言ってもある程度長期的に、ですが)に、漢字は同じですが症状が『治まっていた』だけ、ということを意味し、根管治療ではやっつけられない病気ということだからです。
 余談ですが当院ではインプラント(よく勉強されているようなので御存じかもしれませんが、歯の失われたところに人工の歯根を入れ、機能回復する治療です)の治療を行う際に原則必ずCT撮影を大学病院や提携歯科医院に依頼しますが、その際施術部だけでなくレントゲン上で歯根に透過像(黒く見える病巣)があるような他の歯もチェックしますと、レントゲンにある程度の大きさでクッキリ見えるような根尖病巣は、CTでより正確に見ると従来歯科医が考えていた大きさよりずっと大きいことが多いのです。
 またもしのう胞化しているのであれば、根管治療をおこなってもその上皮(文字通りその病気を包んでいる皮です)を取り除かない限り高確率で再発します。その場合は歯根端切除という治療が必要になりますが、奥歯ではかなり困難です。もしできたとしても、その歯がずっともつことはまれです。
 「痛みが残っていて、レントゲンでは治療前と顕著な変化が見られない歯の治療を次の段階に移行してよいか」という点ですが、根管治療が成功しても、診られている先生がおっしゃるようにレントゲン像が変化してくるのは長期的観察が必要です。また、原則的に痛みが治まってから機能回復の段階に移っていきますが、当院でも痛みが残っていても状態によっては、経験的判断から治療を進めていくこともあります。ですが、あなた様の現在治療を受けられている歯が、そのまま治療を進めていっていい状態かどうかは、直接拝見しておりませんので私は判断を致しかねます。
 可能性ということで申し上げるなら、私ならその歯を残すと判断したらまず患者様とよく相談し、保険の治療をお勧めするかも知れません。色は銀色になるので、特に女性なら気になる方もいらっしゃるとは思いますが、長期的な予知性が低い(長持ちする確率が高いとは言いがたい)状態の歯の治療に高額な費用はいただけない、と考えているからです。
 もし根管治療をしてもだめだ、上記のような判断基準から抜歯をした方がむしろ患者様のお体のためによいと診断し、その後自費で治療させていただくとしたらインプラントをお勧めするかも知れません。最終段階で白い人工の歯を機能回復に用いた場合は当院では37万円かかりますが、この場合は最長10年間は保証を付けさせていただくようにしています。
 仮に私がそのような状態の歯に、「どうしても抜かないで、もたなくてもいいから保険外の歯を入れてほしい」という患者様からのたっての希望で保険外の歯を入れるとしたら、今後どれぐらいもつかもたないか、もたなかった場合はどういう風な治療が選択肢としてしてあがってくるか、私の責任、患者様の自己責任をよく相談し、相互に納得できたうえで治療を進めていくことにすると思います。そうしたなら、例えば仮歯でしばらく経過を観察するという選択もするかも知れません。
 お役にたちたいと熱くなり過ぎてしまい、逆に少し難解なお返事になってしまっていたら申し訳ありません。どうか、本当にお大事になさってくださいね。

徳島市鮎喰町1-15-10城西高校正門前[詳細]
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