こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
お悩みの痛みですが、押さえると痛い場所や、お口の中などを直接拝見してみないと断定はできませんが、歯性上顎洞炎の可能性も否定はできないとは思います。
でも、歯科の先生が鼻炎を疑われたということは鼻の方にも、鼻水や鼻づまりなどの症状があるのでしょうか?診ていただいてる歯科の先生のところで、お口の中全体がうつり、上の端は目を支える骨まで(当然その間にある上顎洞や鼻まで)うつりこむパノラマレントゲン写真は撮影されていらっしゃいますか?それを撮影されていれば、歯性上顎洞炎の場合、それに罹っている側の上顎洞が白くうつる場合があります。それもひとつの診断基準になります。歯周病で御通院中なら、とられているかも知れませんね。まずは、その点を先生にお聞きになってみてはいかがでしょうか。
ただ、おっしゃっている症状から、間違いなく上顎洞炎だという断定はできません。もし歯の原因からきていると仮定すれば、根尖性歯周炎の可能性もあります。歯の根の先に、ウミがたまる病気です。あくまで推測ですが、この可能性も高いと思います。これが大きくなり、上顎洞まで波及したものが歯性上顎洞炎です。これらの病気にかかった場合、おっしゃる症状以外に、その原因となる歯を押すと痛い、咬み合わせると痛いなどの症状が出てくることが多いです。その部分の歯肉が赤くなったり、ハレたりする場合もあります。根尖性歯周炎の場合も、先に述べたパノラマや、その部分だけをピンポイントで撮影するデンタルレントゲン写真で、ある程度病巣が大きくなると根の先が黒くうつってきて、無症状でも発見される場合があります。
最終的には、おっしゃっている症状が出ている詳しい場所、触診、視診、レントゲンなどの診査をしてみないことには、どちらとも断定できませんし、それ以外の病気の可能性もありますので、まずはもう一度、詳しく歯科の先生に診ていただき、それで解決しない場合、耳鼻科等、他科の先生に相談されてはいかがでしょうか。
では、本当にお大事になさってくださいね。
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