| こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
ご相談の件ですが...十分おわかりのところ、念のためですが...まず、どんな治療を選択されるにせよ、急がれた方がよいのは、間違いないと思われます。
そのような状態ですと、これから述べるどの治療も、条件が悪くなる一方だからです。
まず、お悩みの部分の治療には、3つの選択肢があります。
ブリッジという方法。
いわゆる入れ歯、という方法。
そして、おっしゃってるインプラント、という方法です。
まずブリッジは、その前後にある歯を削って、文字通り橋げたになってもらい、抜歯して失われた歯の部分に、元有った歯と同じような歯の形の橋をかけ、機能を回復する方法です。
この場合、固定式ですから、支えてる歯の状態にもよりますが、元と同じようにかめます。ですが、失われた歯と関係のない歯に、その歯自体を削り、またその歯以外の歯を支えるという、大きな代償と負担をおわせることになります。
入れ歯は、テレビの入れ歯洗浄剤や入れ歯安定剤のCMなどでよく見かける、現状ならいわゆる部分入れ歯になりますから、失われた歯の部分に、人工の歯を、留め金で前後の歯にとめて、出し入れするものです。
ブリッジに比べて、罪のない歯を削らないでいい、というメリットが有りますが、そのブリッジに比べて、安定は悪く、違和感が大きく、平均的には耐久性も低いです。
またあなた様のようなお若い方には、何より気持ちの上で、受け入れがたいところが大きいのではないでしょうか。
入れ歯もまた、前後の歯頼りですから、それらに対して過剰負担気味になる、という意味では同じです。
そして、インプラントですが...これは、簡単に申し上げますと、失われた歯の代わりに、骨の中に人工の歯の根を植え、その上にいわゆる差し歯のようなものを被せて、機能を回復する、というものです。
ブリッジ、入れ歯両者に比べて、もっとも違和感が少なく、またその前者二つに比べて、前後の歯に負担をかけないどころか、むしろ負担軽減してくれる、という大きなメリットが有ります。たとえていうなら、3人で本来行う、その人数でギリギリの仕事を、1人かけたために、永久に2人で(つまり、単純計算なら1.5倍の負担)行わせるのがブリッジと入れ歯。元のチームに戻して、適正な仕事だけ各々が続けるのかインプラント、ということになります。噛み合わせというのは、ある意味上下の歯で、(あなた様のケースでいえば)3対3のチームで相撲をとっているようなものです...こう申し上げると、負担の高さが分かっていただけますでしょうか?
費用的には、その歯1本のインプラントで大丈夫な場合、当院では、26万円台〜37万円程度です。
どの治療を選択されるかは、中期的には、もちろん前後の歯の寿命にも影響を与える可能性が高いです。長期的には、その選択が、お口全体にまで影響を与えることも考えられます。
お話が長くなりましたが、いずれを選択されるにせよ、急いだ方がいいと申し上げたのは...その歯の病気がどんどん悪化、拡大することにより、歯を支えている歯周組織(骨や粘膜のことです)や、前後の歯にまで悪影響を及ぼし、最悪の場合、入れ歯しか選択肢がなくなり、さらに入れ歯も合わないものになる可能性があるからです。
お話を伺っている限りでは、一刻の猶予もないと推測されます。
また、これだけ回答させていただいても、当院の基準では、まだ十分な説明とは言えません。最終的にはお口を直接拝見させていただかないと、治療方法のご相談も、「一般的に...」というものしかできません。
あなた様の、あなた様のお口の、あなた様の治療方法は、やはり診査・診断を行って、ということをしてから、ということになります。
私とその最高の仲間達でよければ、全力でお力にならせていただきます。一度、お越し下さいませんか。
では、本当にお大事になさって下さいね。 |
