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どこに相談していいのか分からない方、歯科医院が苦手な方、治療が不安な方のために三木照久がお悩みにお答えします!セカンドオピニオンとしてもご利用くださいね。オンライン相談のご投稿はこちらです。

2010年9月7日 香川県高松市 26歳 女性

 矯正かワーホリか悩んでいます。
 現在オーストラリアでワーキングホリデー中なんですが、帰国後すぐに矯正をしたいと思っていつつ、来年はカナダにワーキングホリデーに行きたいとも思っています。どちらも諦められないのですが、どうしたらいいでしょうか。
 矯正期間中にしかも海外に転院するのは避けるべきでしょうか?
 こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
 御相談の件ですが、…私の意見としてはワーキングホリデーにどうしても行きたいのであれば、そちらに行かれて、帰国後に信頼できる先生のところで矯正治療、というのがいいのではないかと思われます。矯正と一口に言いましても、様々な方法があります。そして、先生によっても、最終的にどういうゴールを設定するのか、センスの違いなどもあります。
 矯正は、先にも申し上げましたが、あくまで「信頼できる先生」に、最初から最後まで治療してもらうのがいいと思います。矯正治療は、どんな方法で、どれぐらいの予算や期間が許容できて、現在からどれぐらいの改善をお望みで、どれぐらいで妥協して、とさまざまな要素があります。
 たとえば日本で治療を始めて、途中で海外に行かれたとしましょう。海外で同じメソッドで治して下さる先生は簡単に見つかるでしょうか?最初に診ていただいた(探して、やっと出会えた日本で矯正治療を始めてもらった)先生と、同じぐらいの先生と出会えるでしょうか?もし治療期間が長い場合は、帰国してもう一度日本の同じ先生に診てもらうとしたら、海外で途中までしてもらった治療がその先生が考えていたものと違ったら、さらに治療期間や治療費が増え
ることも考えられます。最悪の場合、先に診ていただいていた先生と一緒にタッグでたどり着くはずだったゴールはもう無理、ということもあるかもしれません。その時、先生も人間ですから、いい気はしないかもしれません。はたまた途中から海外で治療を受けて、もしそのまま海外で治療を終えられて、それが自分が思い描いていたゴールと違った場合、責任は誰が取ってくれるのでしょうか?どういった過程をたどっても治療を終えられたとして、後戻り(矯正治療終了後、歯並びやかみ合わせが再度悪化してしまうこと)が起こった場合、メンテナンスは誰が行うのでしょうか?
 メールだと、どうしても真意が伝わりにくいというか、きつい回答に感じられたら申し訳ありません。リスクを例をあげて御説明しているだけで、責めるような気持ちはまったくありません(理由もないですし)のでその点御理解下さい。むしろ、こうして御縁のあった方に少しでもお力になりたいからこそ、読みにくい文章承知ながらも長々と回答させていただいている、という気持ちです。
 矯正で、同じ流派の先生方(師匠と弟子ですとか)で、たとえば引っ越しや、かかりつけの先生の御病気や、先生の引退などであらかじめ計画で織り込み済みのケースなどで、先生同士で直接連絡を取り合って転院される、というケースは存じ上げておりますが、正直御相談のようなケースでの転院は存じ上げませんので、うまくいく可能性が全くないとは申し上げませんが、やめておかれるのが賢明ではないかと思います。
 海外での暮らしを経験されている方ですから、…海外では、国によっては日本より歯科矯正というものがポピュラーですから、それを目の当たりにされたことも、矯正ご希望のきっかけの一因なのでしょうか?それであれば、お気持ちはよくわかります。
 お国によっては、矯正をしているか否かで人を見る目まで変わる事もあるでしょう。加えて、海外でも、世界中どこに行かれても、素晴らしい先生はいらっしゃいます。現に私も南カリフォルニア大学の先生方が、審美やインプラントの師匠であるわけですし。シンガポールの先生の講義をお聞きしたこともあります。ですが、海外で(特に安さを目当てに)インプラント等の何らかの治療をされて、帰国後調子が悪くなって、治療してくれた先生のところには容易には行けないし…というトラブルに合っている患者さんも大勢いらっしゃる、という事実があります。
 滅茶苦茶な治療を受けた人を拝見したこともあります。いい先生が世界中にいる、という事実と同じように、どの国でもどの職種でも「外国人、どうせ帰れば関係ない」と、悪徳なことを考える人間もいる、ということです。
 長くて読みにくい文章で申し訳ありません。私としましては、帰国時矯正の相談…期間や通院の頻度、費用等をよくご相談のうえ、ワーキングホリデーに旅立たれて、再度帰って来られたら、本腰を入れて治療されるというのがベターな選択と思われます。矯正は、私の知っている矯正のスペシャリストの先生のところで、つい最近も60歳の女性でも治療された方がいらっしゃいます。お節介ですが、海外での長期滞在という経験は、極端な例ですが60歳で始める、というのは矯正より実現が難しいのではないでしょうか。お悩み自体が、若さの特権を感じさせてくれるものです。うらやましいですね。
 では、本当にお大事になさってくださいね。

徳島市鮎喰町1-15-10城西高校正門前[詳細]
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