徳島県,徳島市,歯科,歯医者

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2009年７月２日　南あわじ市　４４歳　女性

　現在、開口障害（自分の指が１本しか入らない）、自己免疫疾患、アレルギー疾患（慢性蕁麻疹、気管支喘息）を患っており、ステロイド剤、免疫抑制剤、ＢＰ製剤、止血剤、抗アレルギー剤、胃薬、ビタミン剤を服用中です。
　左の上下の親知らずが、頻繁に炎症を起こし、抜歯を希望していますが、一般開業歯科医の先生にも、かかりつけの病院の口くう外科の先生にも、持病と開口障害があるので、抜歯は不可能と言われました。
　ペニシリン、セフェム系抗生剤にアレルギーがあり、鎮痛剤も、喘息を誘発するので、薬で炎症を抑えることはできません。
　抜歯を希望していますが、やはり無理でしょうか？上は、しっかり生えていて、下の歯茎と頬っぺたにあたり切れて痛み、下は、水平に生え、一部が露出している状態です。上の親知らずを削り、下の歯茎や頬っぺたにあたらないように、削ろうとしてくれましたが、器械が入らず駄目でした。奥歯の虫歯治療も、根管治療が困難な状態なので、応急処置で放置されたままです。

　こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
　御相談の件ですが、…本当にお困りですね。それだけの持病をお持ちですと、抜歯は極めて困難と言わざるを得ません。ですが、例えば歯科以外の病気を診てもらっている先生に「歯科で抜歯をしてもらいたいのですが」ということを十分すぎるほど十分に、それでもさらに御相談され、先生から歯科あてにその内容を書面で知らせてもらい、どの抗生剤・消炎鎮痛剤にアレルギーがあるか詳しい検査を受け、もし服用可能な薬があればそれを使った上で(術前・術後ある程度長めの期間)それでも防ぎきることのできない、起こりうるすべてのリスクをあなた様が承知されてなお抜歯して欲しいということであれば、可能性がないとはいえません。
　ですが、ネットで調べていただいておわかりと思いますが親知らずの抜歯を多数行っている当院でも、メールの内容から推測するだけでもかなり厳しい条件であることは事実と言わざるを得ません。
　大学病院等の総合病院で、口腔外科の先生のみならず医科の先生も立ち会いのもと、上記のような条件が満たせれば…というところですが…通える範囲に、いま行かれてる先生以外に大きな病院があれば、可能性を求められてはいかがかと思います。
　歯切れ悪く、あまりお役に立てなくて申し訳ありません。本当にお大事になさってください。

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